2008/11/17 「カラオケ一式差し上げます。DMの反響は?」
疑いの電話が大半でしたが、かなりの反響がありました。
買えば何十万もする商品が「差し上げます!」当然ですね。
なんでこんなことをやらかした?
寄贈と言う名の「落とし穴」は?
理由と仕組みをこの場で公開します。
ヒントは事務所にあった「おまかせ こわれせんべい」
割れてしまって商品にならない煎餅の詰め合わせ。
これが安くて旨い。
↓(企画の発端となった煎餅)そこで、当社に置き換えてみたのだ。
現役商品なのに倉庫で眠っていた理由。
1、傷がヒドイ
2、入力や出力が一系統死んでいる
3、リモコンでしか選曲できない などなど。
支障が無い範囲のアウトレット品。
整備をして出荷したら赤字になる。
とは言え、大事な「娘」だ。
嫁ぎ先を見つけてやりたいのは「親」の気持ち。
そんな「娘達」を快く引き受けてくれるお婿さんが世の中にはたくさん存在した。
ちょっと心の温まる出来事(企画)に、改めて実感したことは理想と現実のギャップだった。
追伸
メーカーさんへ
リアルなデータに興味ありませんか?
開発の方と是非、ご来社下さい。
次世代「通信カラオケ」のテーマ、及び課題、発見しました。
2008/11/24 「上手な日本語」
中国、韓国、フィリピン、ロシア、タイ・・・。
日本では各国のパブが存在します。
皆さん、日本語がとても上手です。
カラオケ業者を長いことやってますと、電話先の「なまり」で「国」の識別が可能となります。
その国特有の独特な日本語のなまりが存在する為です。
一般企業の方ですと、外国人と接することは少ないでしょうがカラオケ業者は接点が結構多い。
たった三ヶ月程度で日常会話を普通にしている外国人。
上手な日本語に感心させられます。
「YES、NO」もはっきりしているので話も早い。
それが不慣れな日本人にとってはちょっと「怖さ」を感じることも・・・。
2009/5/7 「止まない閉店の相談」
「俺はなにをしたら良い?」
マスターは私を呼びつけ問いかけた。
客は来ないし、家賃も、カラオケ代も払えないよ・・・。
と、切実な実態を投げつけ、笑う。
思っていてもなかなか口に出来ないのが普通かもしれない。
しかし、マスターとは永い。
なんでも本音をぶつけ合って付き合いをしてきた。
夜の9時、店に到着し深夜の1時まで話し込む。
客が来ないからたっぷり話が出来る。
皮肉だ。
マスターは揺れている。
再挑戦をするか閉店するか・・・。
話の具合では、腹は「閉店」
しかし踏ん切りがつかない様子だ。
私も無責任な言葉を繰り返す。
「頑張ろうよ!」
無責任は承知だが、それしか言えない。
再挑戦の具体策。
私にはいくつもある。
でも、それをマスターに話すことは出来ない。
リアクションも答えも全部予測できてしまうから。。。
何十年も、「頑固な親父」がトレードマーク。
それを好んで集まってきた客。
「頑固」を取ったら確実にマスターの「味」は消える。
しかし新たな客は増える可能性がある。
頑固を貫いて「閉店」
プライドを捨て「変身」
自分ごとならとっくに辞めてるマスター。
みんなの期待があるから辞められない。
どこまでいってもマスターは辞められない。
自分よりみんなが大事。
それがマスターだから。
2009/5/23 「情報利用料の謎」
通信カラオケは「情報利用料」という費用が発生する。
数年前は「情報提供料」と言っていた・・・・。
*(後に問題が多発した為、呼称が変更になった)
昔⇒「情報提供料」
今⇒「情報利用料」
レーザーカラオケの時代は存在の無い「情報利用料」
問題多発?なぜ呼称が変更?
それにはちゃんとした裏事情があった。
レーザーの時代は新曲を人力で届けたものだ。
通信に切り替わって、新曲は通信で補充する仕組みに。
通信が出始めの頃は特に問題も無かった「情報提供料」
お客様への説明も簡単だったからだ。
「情報提供料」 = 「新曲代」で〜す!の、ノリ。
が、しかし、コレが後に問題となる。
「新曲不要、だから情報料は払わない!」
というお客様の声が出てきたのだ。
これは問題、ということで呼称を先ず変更。
次に、「新曲代」これも業界では「禁句」の位置づけ。
*(実際、新曲以外のシステムデータ等も管理している為。)
現在でも「情報料=新曲代」という市場の認識が根強く残り
カラオケ業者はお客様への説明に苦労している。
ガソリン入れなきゃ走らない車と同じように。。。
*(ガソリン = 曲の権利維持やシステムデータの更新・管理、等必要)
2009/5/28 「古くなった機材の行方は・・・?」
最終的にはスクラップとなります。
現役で動く機械もかなりの量、スクラップです。
もったいないですねぇ〜。
エコの時代にどうして・・・。
どの産業も同じと思いますが、製造メーカーは新商品を次から次へと
世に出す使命を背負ってます。
それが止まれば廃業に追い込まれる。
廃業しないためにスクラップ?
理由はそれだけではありません。
業界の発展を目指すための行動であることもご理解下さい。
車ならば海外輸出等可能ですが、カラオケの場合は曲の権利等も絡むので
簡単にはいかない現状・・・。
キロいくら、でお金を払ってまで、バリバリ現役商品をスクラップしています。
胸も痛むし、苦しいです。
こんな悲鳴が聞こえてきます。
「俺達、まだ活躍できるし、お客さんだって高額の新型など望んでないよ・・・。」
でも、生きていくため、業界発展のため、仕方ない現実。
目を瞑って、新型を世に広げることが使命。
旧型への感謝を忘れたら、僕らも終わり。
これだけは胸に秘めたい。
追伸
適齢期を過ぎた娘ですが、どなたか貰って下さい。
埼玉県さいたま市見沼区東大宮 1-85-24
048-687-1556